兄が結婚して家を出たのでとなりの部屋が空きました。
どういう風にしようかと画策中です。
個人的にはリラクゼーションルームみたいな、
瞑想部屋みたいな、
秘密のクローゼットみたいな、
そんな部屋にしようと思っています。
色々なことがうまく伸びていきますように。
みんなの祈りが届きますように。
あの人の呪いが解けますように。
フワフワと明るく、
ただまぶしく、
子供のころの純粋な笑い声だけが響いているような、
そんな世界を夢見れますように。
突然ですが、
「今までみたものの中で一番かわいい女の子は?」
と考えたときに、
やっぱり「メトロポリス」のティマかな〜、
と思いました。
女の子っていうかロボットだけど。
2012年6月21日木曜日
2012年6月14日木曜日
世界の隙間
ゆきたんの似顔絵をタムくんに描いてもらいました。
どれもこれもかわいいです。
3日間脱走したゆきたんは無事帰って来て、
帰って来てからというもの、
新しい飼い主さんに甘えるようになったみたいで、
結果オーライみたいになってます。
よかったよかった。
徐々に自分の周りから生き物の気配が消えてきて、
ついに携帯電話までいなくなりました。
誰とも繋がれません。
いよいよ引きこもるしかないような状態です。
今日ふとした瞬間に、
道ばたの草が突然ぐっと迫ってきた感じがしました。
なにかを訴えてくるような、そんな迫力を感じました。
死ぬ間際、私たちの感覚はどこか違う次元を漂い、
目の前にある全てが違った感じに見えて、
「あー、そういうことかー」
という生命の秘密を知ることになるんではないかと、
ふと予感しました。
目の前に当たり前にあるそれ。
それの言葉を私たちはどれくらい聴いてるのでしょうか。
実は何もかもシャットアウトしていて、
何も聴いてないんじゃないか、とさえ思ってしまいます。
「意味はない」
私たちはいつも意味はない事ばかりを、
とりとめもなく話していて、
そしてそれでいいんだと、思いました。
2012年6月9日土曜日
詩のチカラ
言葉なんかおぼえるんじゃなかった
言葉のない世界
意味が意味にならない世界に生きてたら
どんなによかったか
あなたが美しい言葉に復讐されても
そいつは ぼくとは無関係だ
きみが静かな意味に血を流したところで
そいつも無関係だ
あなたのやさしい眼のなかにある涙
きみの沈黙の舌からおちてくる痛苦
ぼくたちの世界にもし言葉がなかったら
ぼくはただそれを眺めて立ち去るだろう
あなたの涙に 果実の核ほどの意味があるか
きみの一滴の血に この世界の夕暮れの
ふるえるような夕焼けのひびきがあるか
言葉なんかおぼえるんじゃなかった
日本語とほんのすこしの外国語をおぼえたおかげで
ぼくはあなたの涙のなかに立ちどまる
ぼくはきみの血のなかにたったひとりで帰ってくる
園子温監督の「恋の罪」に出て来る詩です。
田村隆一さんの「帰途」という詩。
言葉の力に圧倒されます。
言葉が産まれる前の世界について、
言葉が産まれる前の世界について、
想像してしまいます。
動物に近い何か。
太陽や空や土や草や木は、
もっと何かを訴えていたのではないかと思うのです。
言葉を覚えてしまったから、
言葉ありきで世界を捉えてしまうけれど、
今、言葉がやるべきことは、
言葉が産まれる前の世界と繋げることだったりするのかもしれません。
矛盾しているけれど、
言葉を越えた言葉を、
私たちは今獲得しなくてはいけないのではないかと、
思うのです。
「賢治と啄木」という本を読みました。
岩手県出身のふたりを比較している本です。
どちらも天才に違いないのだろうけれど、
二人の東京と故郷への思いや、揺れ方など、
とても共感しました。
東京は故郷ありきの東京なのだと、改めて思いました。
そして、もはや故郷を無くした東京の人が、
自然の中に見出すのではなくて、
魂の奥の奥の方をどんどん突き詰めていくのが、
自然の中に見出すのではなくて、
魂の奥の奥の方をどんどん突き詰めていくのが、
今の東京の人たちなのではないかと思います。
自然ではなく、魂の深いところに、
向っているような気がします。
そういったものに対して研ぎ澄ませている人たちが、
今の東京の主流を創っているのではないかと、
ふと思いました。
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