2011年11月14日月曜日

ごぶさた



最近はもっぱらツイッターで日々の何かを発散しており、
ブログとは疎遠になっておりました。
「所詮140文字以内で解消できるなにか」
であることに、気付きがっかりしたような、
さっぱりしたような、そんな気分です。

しかもこれといって更新したくなるようなホットな話題もなく、
日々はいつも通りに、のんべんだらりんと勝手に更新していきます。
あ、いしいしんじ氏の「四とそれ以上の国」と、
西村賢太氏の「苦役列車」読みました。
どちらもおもしろかったです。
西村賢太氏は「芥川賞とったのに彼女が出来ない」という
悩みというか愚痴のようなものをこぼしている記事をどこかで
読んだのですが「そりゃできねーよ!」という作品内容でした。
しかも「嫁や子どもにお金使いたくないから結婚しない」
とまで言い切っていました。
わかりやすくていいな、と思いました。

あと東京に11月11日に1日だけ1人で行って、
科学未来館でやっているハラカミさんのプラネタリウムと、
両国のカイシアターという劇場で、
ドフトエフスキーの「白痴」の舞台を観てきました。
しかも11月11日はドフトエフスキーの誕生日だったそうです。
どちらも私の人生にとってとても意義のある作品だったように思います。
東京駅に向う電車の中でひさしぶりの満員電車に遭遇してしまい、
「田舎かえりてー」と心の底から思いました。
そして都会の人々が頻発する人身事故に慣れ過ぎていて、
「電車で事故にあって怪我をした、もしくは死んだ人がいる」
という事実に全く想像力を働かせない、エネルギーを費やさない、
習慣が自然と身に付いていて、
現実に不感症になっていることに少し恐怖を覚えました。
不感症にならなければ、日々を平和にやり過ごせないのはわかりますが、
それは毎日テレビから流れてくる悲惨な事故や事件に関しても言えることでも
あるけれど、なにやら薄気味悪さを覚えてしまったのでした。
そんな風にして、都会の人々が色々な事に不感症になって、感覚が麻痺して、
本当の非常時に我々は何も感じる事ができなくなり、
いつの間にか世界は滅びてしまうのではないか、
と思ったりしました。
花沢健吾さんの漫画「アイアムアヒーロー」の世界のように。

と、なんだか話しが脱線してやっぱり暗くなってしまったので、
ここらで終わります。

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