2012年10月6日土曜日

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再び「This must be the place」に関する記事。
上の動画は「きっとここが帰る場所」という映画のワンシーンです。
まず、「このセットどーなってんの!?」という驚きもありますが、
後半に観客達が合唱しだすのがたまりません。
皆の共通の「幸せの一つの形」だということがよくわかります。
今ひとりだけど、これから「家」を創ろうとしている人や、
すでに「家」を持っていて幸せに暮らしている人、
「家」はあるけどうまく行ってない人、
そういう全ての人、それこそ国境を越えた「人類」の、
壮大な夢のひとつであることがよくわかります。
で、最近はスペイン式のバルで時々働かせてもらっているのですが、
それこそ1人ものの男がふらりと入ってくる訳です。
で、カウンターのお客さん数名と私で対峙して、話しをしたりする訳です。
ほとんどスナックか何かなんですよ。
話しを聴いて、お酒を出す。
それだけの関係なのですが、
それだけの関係がとても尊く思えたりします。
みんな色々うまく行ってない部分を抱えて、
もやもや暮らしてるんだな、と思ったりします。
ものすごい羽振りのいい話しをする人などは、
多分大袈裟に言って飾っているんだろうな、と思いつつも、
その話しに「わぁ、すごい」と一緒に感動したりする。
一緒に感動してあげたら、多分それは、ほとんど事実と変わらない。
彼は彼が創ったその物語の中で生きている。
そういうことをすごく思いながら、
私は働いています。
世の中、どれだけ不景気になろうとも、
もしくは不景気になればなるほど良質な「酒場」というのは、
流行るものなのかもしれません。
自分という存在が現実世界で生かせられると、
楽しいというか、嬉しいというか、むず痒いです。
自分の居場所は、自分で見つけるもので、
誰かにあてがわれるものではない、と思いました。
自分が感じた「これだ!」という感覚は、誰にも解らないですから。
そして「これだ!」という感覚を膨らませられるのは、
たった一人自分だけです。
そういった意味で私も私だけの夢の中を生きていると言えるのでしょう。

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