2011年10月12日水曜日

結婚ラッシュ

30歳も近くなると、交遊関係の狭い私でも結婚の話しを度々聞くようになる。
しかし今の私には全くの無縁のものだということがわかる。
はたしてこれが「今の私」なのか「これからの私」なのかはわからない。
ただ私に縁のないものであることは、肌身でわかっている。

私は自分のことをある程度解っているつもりなので、
「なんで結婚できないんだろう」
なんて悩んだり、焦ったりしない。
「結婚できなくて当たり前だな」
とおもう。
あと「なんで彼氏ができないんだろう」
なんて悩むこともない。
「彼氏が欲しい!」と思ったりもしない。
ただ都合のよい体だけの関係が持てないだろうか、
と少し考えることもあるがそれも面倒だと思うので持たない。
そもそも「肉体関係を持ちたい」と思える異性に出会わない。

結婚とか付き合うとか、
第一に「肉体関係」という大きな関門がある。
全ての結婚および交際している男女は肉体関係を持っている。
少ない多いはべつにして、肉体関係のない付き合いはない。
と、私は考えている。
というか、付き合っているよ=セックスパートナーですよ、
と言ってるようなもので、それってなんか恥ずかしくない?
とか思うほど若くはないが、
時々ふと冷静に「わたしはあの人と付き合ってる」なんて台詞をきくと、
「ああ、しょっちゅう会ってヤってる相手ね」
なんておもう。
もしくは「付き合いたい」なんて言葉をきくと、
「ああ、ヤりたいんだなぁ」と思っている。

結局人と人の間柄から、男と女の間柄に飛躍する為には、
「セックスしたいかどうか」
ただそれだけである。
実にシンプルだ。
愛とか恋だとかは全て後付け、ただの人間の照れ隠しである。

「いいセックスができそうだな」
と、思える異性はパッと見た感じでだいたいわかる。
とはいえ、実際そう思っても、
そういう異性はだいたいすでにパートナーが存在しているので、
その行為まで到達することはない。
こちらの一方通行で終わる。
そしてそんな異性には滅多に出会えない。
今のところ三重県では0%だ。
しかし三重県はやたらとラブホテルが至る所にある。
暇つぶしにパチンコと男女の発情はもってこいなのだ。

「結婚できそうにない女」と自負している私でも、
時々異性に好意を寄せられることはけれども、
ほとんど、「ああ、この人とセックスはできない」
という身体感覚によって却下される。
頭で考えていない。体である。体は素直なのだ。

こちらが全くその気を見せない限り、
相手は発情してこないのかといったら、
そうでもない人もいる。
傷つくことを恐れないというか、
愛されている事を信じて疑わない人、
というのがいるのだ。

とにかくどんな縁で他人と結ばれて、
どんな想いのバランスで結婚に至るのかは、
全てのカップルによって違うのだろうけれど、
せっかくなのでこれから始まる結婚ラッシュを、
遠くから眺めて観察していこうと思う。

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