2012年2月6日月曜日

千葉→東京


この土日、ひさしぶりに千葉と東京に行きました。
千葉は友達が主宰するDJイベント「ポコニャンナイト」に参加する為でした。
毎度毎度はるばる三重県から参加する私に、
どうやらあっけに取られているみなさんですが、
ヤノカミの「遠くは近い」ってことで、
誘われるとついついふらっと行っちゃう次第です。
完全なる身内ノリのイベントですが、
友人が少い私にとっては貴重な他人と接触する機会なので、
頑張って行って他人と触れあってみるというのもあります。
とはいえ毎度、持ち前の人見知りを発揮して、
話しをする相手も限られていますし、
話す内容もこれといって大した事はないですが、
なんとなくそこに居るってことが大事な気がして行っています。
曲もアラサーにとってとても魅力的な選曲なので、
楽しく居る事ができるのです。


そしてこのタイムテーブルのユルさ!
このユルさがたまりません。
時間もきっちり22時に終わりかなり健全なイベントでした。
ポコニャンナイトでかかったくるりの「ばらの花」は
アラサー男女で大合唱でした。
「ばらの花」の特別感はいくつになっても変わらないのでしょう。


日曜日は友達と渋谷に行きました。
パルコミュージアムで企画されている大宮エリーさんの、
「思いを伝えるということ展」を観に行く為でした。
音楽にU-zhaanさんが携わっているという事で、
どんな仕事をしてるのかしらと、興味もあったので。
大宮エリーさんについてイマイチ解っていないのですが、
もともと電通で働いていて、映画監督や、CMプランナー、脚本、エッセイ、
などなど、かなり多岐にわたる仕事をしていらして、
マルチプレーヤーなのだなぁ、という認識を持ちました。
展示はかなり楽しめました。
大勢の人を惹き付ける為のツボを心得ている、という感じで、
糸井重里さんや、よしもとばななさんに通ずる何か、
を感じました。
また、原田郁子さんや、タムくんが好きな人も、
好きだろうという創りだったので、
私も普通に好きでした。
時代にうまくマッチしている、という印象で、素晴らしかったです。
きっととても賢くて愛の溢れる人なのだろう、
と容易に想像できました。
U-zhaanさんがこの「思いを伝えること展」の音楽担当に器用されたのは、
とても必然的なことだなぁ、と何の違和感も感じる事無く、
すっと胸に入ってきました。
それはこの展示のコンセプトとU-zhaanさんの存在とが、
美しいメロディの用に解け合っていて、
「ああ、本当によかった」という気持ちがむくむくと溢れてくるほどでした。
大宮エリーさんの手がけたCMに出演したりと、
改めて大宮エリーさん経由の今後の活躍がとても楽しみだと思いました。

その後は友人のリクエストにより、パルコの近くある、
たばこと塩の博物館に行って、
「紫煙と文士たち 林忠彦 写真展」を観てきました。
林忠彦さんが撮った、たばこをくゆらす作家がたくさん展示されていました。
三島由紀夫も、太宰治も、吉川英治も、川端康成も、坂口安吾も、司馬遼太郎も、
おりました。
どれもこれもかっこよかったです。
作家とは言葉で世界を闘う侍だと思いました。
そして昔はほんとに作家というのは早く死んでしまうのだなぁ、と思いました。
それは武士とか特攻とか、今では馬鹿にされてしまうようなそういった美学が、
もてはやされた時代で、
でもきっと男の魅力であり刹那の全てそこに表されていて、
今のどんな男達にも勝てない生き様がそこにあったんだと思います。

その後は、もうやることもなくなったので、渋谷でラーメンを食べて、
新宿に移動して16時ぐらいからダラダラとお酒を呑んで、
21時50分新宿発の夜行バスに乗って帰ってきました。

7時ぐらいに家に着いて、
12時すぎまで寝て、
13時に家を出て、牛すじうどんを食べて、
地元の喫茶店「凱旋」に移動して、
大宮エリーさんの展示会場で買った「思いを伝えること」を読んで、
なぜか友達にもらった「東電OL殺人事件」を読んで、
「なんだかゾクゾクするほどおもしろいなぁ」と思っていたら、
実は風邪気味で、ゾクゾクは風邪の諸症状によるものであることに気付き、
関節がいたくなってきたところで、そろそろ寝ます。

幻のホットケーキ

そういえば友人が言ってたのですが、
「思いを伝えること」の「思い」はどうして「想い」ではないんだろう、
と言っていて、確かにそうだなぁと、
今更になってしみじみとおもっているのでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿