こちらのブランドの動画に出ているモデルさん。
http://www.aubinandwills.com/en-gb/womens/
ぱっと見ると「地味だし普通じゃない?」と思うのだけど、
よくよく見ていくと引き込まれていくというか、
「この人普通のモデルじゃない!」という感覚に陥って行くのです。
んで、調べたところ、
ザ・リバティーンズのヴォーカルの元カノだとか、
ショーン・レノンと仲いいとか、
ケイト・モスの妹分とか、
まぁ、出てくる出てくるセレブ的交遊歴。
しかもイリナって人はもともとミュージシャンらしくて、
音楽活動もしながら、モデルもやっているという。
最近ではその着こなし上手ぶりから自分のブランドまで立ち上げるっていう。
そのブランドで自分をプリントしたTシャツまで売っちゃうという。
なんだなんだ、この無敵ぶりは、と言った具合。
イリナを表現する言葉に「オノ・ヨーコの一種」という言葉が、
どこかで用いられていて、「はっ」となった次第。
いつの時代にも出てくるわけなんだね。
そういうものすごい魅力を持った「女」が。
世界を引っ掻きまわし、魅了する「女」が。
イリナを見てても思うけど、セレブの「お気に入り」になることが、
何よりも重要だ。
セレブに影響を与え「お気に入り」になれなければ、
誰にも相手にはされない。
そんな繋がりを密に利用して生きてのし上がって行くのが、
「オノ・ヨーコの一種」的な存在なのだ。
オノ・ヨーコのジョン・レノンとの結婚は完璧な表現だ。
ふたりの合作とも言える。
その点、イエモン吉井と真鍋かおりとか、
ミスチル桜井とギリギリガールズとか、
日本では「は?」というカップルが多い。
ちなみに星野源とaikoは私の中で正解である。
きっといつの時代にでも「現代の表現の主流」みたいなのがある。
商業に乗っかって表現で生きていくことができる流れみたいなもの。
それは、カポーティであったり、ビートルズあたりから始まった、
音楽とファッションが密に絡みあった世界。
交遊関係がとても大事な世界。
こないだ亡くなった川勝さんもその間をうまくすり抜けて、
生きていた人だろう。
(憧れがウディ・アレンだから、まぁ当然か。)
「時代のアイコン」みたいなものだ。
そこにある男女のやり取りや、ゴシップ的な世界は、
遠巻きに見てて確かにおもしろい。
そのやり取りさえ、表現のひとつだ。
むしろ、そこに新しい表現の萌芽があるのかもしれない。
で、私が健康的だと感じる人々というのは、
たぶんそういうものに絡めとられていかない人々だろう。
きちんと大衆を独自に見ているというか、
常に芯を捉えて生きている。
そいういう人々を私は強いと思うし、
見習っていきたいものだと思う。
世界は誰かが誰かを見つけて世界を発見する。
それの繰り返しだ。
ちなみにイリナ・ラザヌルは私と同じ年齢。
これからも地球の反対側で繰り広げられる、
同年代の「オノ・ヨーコの一種」としての活躍は見逃せない。
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