2012年4月8日日曜日
永遠の永遠の永遠
昨日は高野寛+伊藤大助のライブを地元のライブハウスに観に行きました。
さわやか〜で、「ああ、そうそう今足りてないのこれなのよ」
と素直に思いました。
というのも最近は瓦礫の受け入れがどうのこうのと、
そういう問題で躍起になる人々が増えていて、
ほんと嫌な時代だな〜とつくづく思っていたのですが、
こういう嫌な時代でもいつだって音楽はずっと鳴り響いているし、
聞き逃さないように注意して生きていきたいと思いました。
はっぴいえんどの「風をあつめて」とかほんとよかったです。
クラムボンの曲も何曲かカヴァーしていました。
オリジナル曲もステキでした。
3曲入りのCDも買ったのですが、
「高野さんてこんな曲歌うんだ〜」と意外な曲でした。
なにかに似てるなと思ったのですが、中村一義っぽいなとちょっと思いました。
そういえばレコーディングに参加したりしてるもんなぁ、と納得です。
今の私に必要な言葉達だったので、本当にありがたかったです。
行って良かったです。
大げさかもしれませんが、
ライブで人生の答えを見つけたような気さえしました。
今日は大阪に出掛けました。
立ち寄った靴屋のおじさんが「ぼくは70歳なんだよ」と、
得意気に話していたのに、大して驚いてあげられなくて、
申し訳なかったな、と今さら後悔しています。
確かに若くて背筋もピンとしてるし、70歳にはみえないのですが、
なんとなく「若く見えるけどいい歳なんだろうなぁ」
と、事前に少し思っていたのがいけなかったのかもしれないです。
完全に驚きそびれていました。
そういうことは結構あります。
その後時間もあったし、場所も近かったので、
国立国際美術館に行って草間彌生展「永遠の永遠の永遠」を見てきました。
展示期間の最後の週末だったからか、すごい人で、
チケットを買うのに並び、館内に入るのに並び、
展示を観るのに並びました。
しかし並んでみる価値のある展示でずっとわくわくしっぱなしでした。
詩も壁に書かれていて読んだのですが、
暗くて、エネルギーと愛に満ちあふれていて、最高でした。
精神病で、乙女で、芸術家なんだと思います。
とにかく私は誰がなんと言おうと芸術家なんだ、
という気迫があちこちから、迫ってきます。
「ピカソやゴッホを越えたいのよ」と平然と言ってのけるあたり、
小気味よかったです。
花、微生物、女の子、水玉、反復、増殖…。
作品からは命の喜び、生きてる喜び、が溢れ出て、常に平和を訴えています。
エネルギーの変換方法について、とても考えさせられました。
他者を攻撃するでもなく、支配しようとするでもなく、
ひたすら作品を創り続ける。それも膨大な量を。
平和や生きることに限りなく純粋になった人というのは、
創作活動をせざるを得ないのだと思いました。
昨日と今日で人間が創造することの意味、
そして美しさと、素晴らしさと、純粋さを知ったような気がします。
どんな時代でも、他人が何かについて言い争っていようと、
そういうものに巻き込まれないで、
違う方法で、違う方向から、世界を感受し、そしてそれを創ること。
そのことの重要性を深く思い知った2日間でした。
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