2012年3月6日火曜日
逆光の頃
タナカカツキさんのデビュー本が確か「逆光の頃」という漫画です。
今のカツキさんからは想像できないガロっぽい漫画です。
あ、写真は今日撮った近所の梅林です。
夕方に行ったのですが、ひと気はなく、一人で梅見放題でした。
少ししたらやっぱり年配のいい感じのカップルがやってきて、
梅を堪能してました。
私の存在が二人のいい感じのムードを若干壊していたような気もしますが、
仕方がないです。
紅い梅はかなり咲き切っていたのですが、
白い梅はけっこうつぼみが残っていて、まだこれからが見頃っぽいです。
ぼーっと梅を見ていたら「ガラスの仮面」の紅天女を思い出しました。
たしか紅天女は梅の精だったなーとぼんやりと梅を眺めていたら、
危うく美内すずえワールドに引き込まれそうになりました。
まぁ、別に引き込まれてもいいんですが。
昨日は2NICYOUME PARADAISEにdj colaboyという人がやってきたので、
観に行きました。
コーラさんは伊勢出身で京都在住のDJで、
ときどきHOMESICKというCTIY派イベントを京都のクラブで、
企画したりしているそうです。
DJぶりも全然ガツガツしていなくて、
京都の生活感がじんわりと滲み出てくるようなセンスのよい選曲でした。
ほどよい感がとても京都だと思いました。
コーラさん自身も京都在住感が漂っていてなんだかいい感じでした。
あの京都感みたいなものは取り入れて行きたいと思います。
そもそも伊勢は京都に近い要素はあるんだろうとは思います。
しかし文化的にいまいち育っていかないのはなんでしょう。
呪いみたいなもんでしょうか。
きっと呪いでしょう。
とりあえず、おもしろい人が居るか居ないか、
という違いだとも思うので、
私は私なりにおもしろい人でありたいと思います。
何かを仕掛けようとか、でかい事やってやろう、
みたいな、血気盛んな20代男子の気持ちは持ちづらいですが、
私の感覚を大事にして育ててみる、
というのがポイントのような気がします。
誰かに釣られたり、飲み込まれないことも重要です。
来月から働く予定の大学のキャンパスに行ったのですが、
改めて閉ざされた世界ぶりがすごかったです。
けっこう歴史のある大学なのですが、重ねた年月の重みや、
何かを頑に守ってる感が、ひしひしと伝わってきました。
和光大学の対局にある大学なんじゃないかと勝手に思っています。
私の時代は高校の校則がものすごく厳しかったですし、
正直多感な年頃の高校生にとっては、
「つまらなくて退屈」な高校だったと思います。
私はこれといって窮屈だと感じる事は無く、
普通に順応していたのですが、
周りの子たちは、校則の厳しさによく文句を言っていました。
きっと校則を厳しくして、何かを守っていたんだと思います。
伝統とか、脈々と受け継がれている精神性のようなものです。
閉鎖的にしないと培われず守れない何かがあるのかもしれません。
日本が鎖国していた時代に独自の文化が熟成されていったように、
「引きこもったり」「鎖国」することは、
人間が本能に従って行動した結果であって、
何かを守る為には必要な行為なのかもしれません。
俗っぽいものに入り込まれて、踏み荒らされないように。
そういう領域が人の心の中にもきっとあるのだろうと思います。
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