2012年3月19日月曜日

ふわふわ


ASA-CHANGのイベントがいい感じに終わり、
(来てくれた人に「おもしろかった」
「いいイベントだった」とほんとに言われる。)
次はインド古典音楽と地元の北欧バンドの夢の共演イベント、
「インドと北欧」に向けて準備中です。
フライヤーは友達のハルカーンとスタバにノートパソコンを持ち込んで、
おおまかなデザインを創るのが通例なのですが、
今回も通例どおりハルカーンとスタバでああでもないこうでもないと、
やっておりました。
「和田誠的な…」とか「安西水丸的な…」というアイデアが出てきて、
さっそくパソコンで画像を検索していたところ、
見つけたのが上の本、文・村上春樹、絵・安西水丸の「ふわふわ」
その場でアマゾンに行って買いました。
で、届きました。

「ぼくは世界じゅうのたいていの猫が好きだけれど、
この地上に生きているあらゆる種類の猫たちのなかで、
年老いたおおきな雌猫がいちばん好きだ」
で、はじまり、
「そんなわけで今でも、ぼくはこの世界に生きている
あらゆる猫たちのなかで、だれがなんといおうと、
年老いたおおきな雌猫がいちばん好きなのだ。」
で、終わる、素晴らしい絵本です。
我が家にも10年以上生きてる白い雌猫がいるので、
大共感した次第です。
猫は猫でも、雌猫のやわらかさや、大らかさは、
本当に素晴らしいものがあります。
日向でごろりと横になっていると、
その横で一緒にごろりとしたくなる感じも、
きちんと丁寧に書かれていて、
村上春樹さんのおかげで、年老いた雌猫の素晴らしさが、
より一層深い部分まで作品として書かれていて本当によかったです。
安西水丸さんの絵も素晴らしいです。

乾いた文章、乾いた世界に、
しばらくの間住むことにしようと思いました。

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