男は家を出ない。
そんなもんだ。
職場の人が母親が入院するのでどうしようと言っていた。
朝起こしてくれるし、ご飯も作ってくれる。
適度な距離もある。そんな人は他にはいない。
女が家を出るときというのは、
なにか超越したものに引っ張られるときに起こる。
例えば、なにか宗教にハマったり、新しい恋人が出来たり、
毎日一緒にくらしていた人の存在が自分の中でぼんやりと薄くなるのだ。
もしくは女にとって決定的に何かが不足していて、
慢性的にうんざりしていて、ある日突然プチリと切れて家を出る。
そこにある女の気持ちの動きに男は全く気が付かない。
そういう生き物なのだろう。
黙って出て行かれても意味が分からない。
女は男を平気で裏切る。男みたいに割り切る事が出来ない。
そんな風に出来ている。
満島ひかりは私が今最も注目している女優だ。
そんな彼女が結婚した。
相手は映画監督の石井裕也という人だそうだ。
『川の底からこんにちは』という映画で石井さんが監督をし、
満島ひかりは主演をしている。
石井さんのインタビュー記事を拾って読むと、なるほど納得、
彼らが惹かれあい人生をともに歩む事を決意した流れがよく解る。
久しぶりにとても嬉しい気持ちになる結婚だ。
どちらもとても応援したい。
若手でも素晴らしい才能を持った人たち。
こんな風に、時代というものは移り変わって行くんだと思う。
石井監督のインタビュー記事
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