2011年10月31日月曜日

10月最後の週末


28日金曜日はおはらい街で「ヨイ夜な」という灯りのイベントが催され、
献灯コーナーで、ASA-CHANGの震災復興プロジェクト
「プロジェクトFUKUSHIMA!IWAKI!!」の献灯を創りました。
こういう形で、伊勢神宮から東北の復興に祈りを捧げる事が出来て、
とても嬉しかったです。
効き目があったらよいな、と思います。
カップジュビーではライブが行われ、
飛び入りで参加された安藤明子さんがとてもよかったです。
三重出身で京都で音楽活動をされている方でした。


29日土曜日はキングブラザーズのライブでした。
長野の岡沢じゅん君や、四日市のtioも参加していました。
撃鉄は神聖かまってちゃんとマネージャーが同じバンドで、
たしかにかまってちゃん的な匂いがしました。
時々虎のぬいぐるみと戯れたりして、
ハラハラどきどきするパフォーマンスでした。
そのあと黒猫チェルシーで、最後はキングブラザーズでした。
めちゃくちゃ濃い一日を過ごしました。
久々の爆音は二日ほど耳を馬鹿にしましたが、
それでも行ってよかったと思えるバンドでした。
最後は打ち上げにこっそり潜入して、
“西宮の狂犬”ことマーヤと写真を撮るという目標を達成しました。
(↑上の写真参照)
マーヤはとてもいい人で、友達と髪型を褒めてもらいました。
ちなみに髪型を褒められたのは今月に入って2回目です。
「伊勢にこんなかわいい子いるんだ!」とびっくりするぐらいの、
かわいい女子高生がマーヤと話しをしておりました。
リンダといい、びっくりするぐらいかわいい子にモテるのが、
キングブラザーズなのかもしれません。
そもそも皆若くて、確かに若い子が好みそうな、
音楽だなーと思いましたが、
私も普通に「カッコイイ!」と痺れさせて頂きました。



我が家の猫です。
目が緑でとても綺麗に撮れたのでアップしておきます。
明日から11月です。今年もいよいよ後半です。
様々な雑念が頭の中に去来しながら(ツイッター参照)
そんな事は関係なしに人生は勝手にずんずん進みます。

2011年10月30日日曜日

キングブラザーズ@伊勢リズム

キングブラザーズ観てきました。
死ぬほどかっこよかったです。
CDなどの音源がまったくの無意味だと思わされる、
最高のパフォーマンスでした。
スピーカーの前に居たためか、
右耳の調子が今だにおかしいですが、
それでもまた観に行きたいと思わせるバンドでした。
女子とか居るのかな〜と思ったら、わりと女子が多くて、
そういえば大学生のときミッシェル大好きな女子が居たな〜
と思い出しました。
そして、なんとなくこの歳になりやっと、
キンブラなどのハードコアロックやパンクロックを受け入れる事が出来る、
という謎の現象がおきております。
たぶん、昔より今の方がエネルギーが溢れているからだと思われます。
今更ブルーハーツなど聴いた日には歌詞が染み過ぎて、
マズいかもしれません。

2011年10月26日水曜日

墓地デート

今日はお父さんと墓地に行った。
分厚い雲が空を覆い今にも雨が降り出しそうだった。
最近買った墓地用の土地をみるのが目的だった。
景色や周囲の様子を丹念に確認していた。
お父さんが死んだら本当にここに居るんだろうと、
きちんと信じられるほどだった。
春になったら桜がきれいな場所で、見晴らしもよいので、
晴れたらお弁当を持ってお墓参りに行くのもいいかもしれない。
そんなことをぼんやり想像したら、
なんだかとても幸福な気分になった。
そう、墓地はとても安らぐのだ。

こないだ古市というところに行ってきた。
古市は日本の三大遊郭のひとつだ。
江戸の吉原、京都の島原、伊勢の古市。
でも今はもうその頃のおもかげはすっかり無くなってしまっているのだけど、
一軒「麻吉」という旅館が残っていて、そこに行ってきた。
当時は浄瑠璃や歌舞伎などを観る小屋もあったそうだ。
古市で起きた殺人事件が歌舞伎や義太夫で作品となっていたりもする。
文化的にも随分発達していたようだ。
きっとたくさんの美しい遊女や芸奴さんが生活していたのだろう、
と、想像を膨らませて散歩してきた。








2011年10月14日金曜日

ばるぼら


最近また手塚治虫氏の文庫版が新しく出版されているようだ。
たまたま目に入って読んだことがない作品だったので、
あと、なんとなく表紙に描かれている女の人に惹かれて、
amazonでポチっと買ってみた。
それと、名前の不思議さ。

帯にはこんな風な紹介文が書いてある。
「謎に満ちた少女バルボラ、はたして彼女は悪魔か女神か!?
芸術家の栄光と苦悩をめぐる幻想譚」

出だしはこう。
「都会が何千万という人間をのみ込んで消化し、
たれ流した排泄物のような女、それがバルボラ」

表紙の女バルボラはいつもお酒をのんだくれていて、
新宿駅の構内でみすぼらしい格好でうずくまっている所を、
作家に拾われるところから話しが始まる。
しかもその作家が異常性欲者という謎の欠陥を持った人で、
マネキンやら犬やらを人間と間違えて好きになってしまう。
その危機的状況を救うのがバルボラなのだけど、
とにかくバルボラはミューズなのだ。
あらゆる芸術家の前にあらわれて、ツキと幸運をもたらす。
ミューズに飽きられ、捨てられた芸術家は落ちぶれる。
時には気に入らない男を藁人形で呪いをかけて、
殺してしまうほどだ。
そんなミューズ・バルボラの魅力にどんどん取り憑かれていった男が、
精神的に異常をきたしておかしくなってしまう、
という話し。

色々と思う事があるいい漫画だったのだけど、
その中でも印象に残ったところをあげるとすると、
芸術家が政治に傾倒する場面が何度か登場する。
ミューズはそれを止めようとするし、
政治に傾倒した芸術家はろくなことがない、
という一貫したスタイルで書かれている。
手塚治虫氏の漫画はどれも政治の書き方がうまい。
汚さや黒さなど政治の本質を的確に捉えている。

バルボラは「魔女」なのである。
「魔女」はその場に応じて自らの性質を変幻自在に変えて、
常に物事の本質を捉えていて、ずぼらで、怠慢、かつ自由なのだ。
何ものにも束縛されていない。
普段はみすぼらしい姿でカモフラージュをするが、
時々ものすごくいい女である。
「魔女」についてこれからも研究していきたい。

読み終わって、ふと山岸凉子氏を思い出した。
私の敬愛する漫画家なのだけど、
たしか手塚治虫氏の息子と結婚している。
「あーなるほど、そりゃ結婚するわ」
と、物事の道理を知った。
世の中結婚すべき人と結婚するし、
そういう結婚は解りやすくておもしろい。
あと、オノ・ヨーコ氏も最強の魔女だなぁ、とおもった。
確かに女は愛してくれる男がいて、より輝けるものなのだろう。
この世の秘密を知っている女というか。

あ、追記。
男がいろんな女に手を出すということは、
それだけ、色んな女から恨まれたり、呪われたりするということで、
結局いい事は起きないんだろうな、と思った。
特に魅力的な女の人ほど、魔力が強いということだから、
ひとたび怒ったり、恨まれたりしたら、
ほんとうにろくな事が起きないと思う。
魅力的な女の人に近づく場合、その辺、覚悟した方がいい。

2011年10月12日水曜日

結婚ラッシュ

30歳も近くなると、交遊関係の狭い私でも結婚の話しを度々聞くようになる。
しかし今の私には全くの無縁のものだということがわかる。
はたしてこれが「今の私」なのか「これからの私」なのかはわからない。
ただ私に縁のないものであることは、肌身でわかっている。

私は自分のことをある程度解っているつもりなので、
「なんで結婚できないんだろう」
なんて悩んだり、焦ったりしない。
「結婚できなくて当たり前だな」
とおもう。
あと「なんで彼氏ができないんだろう」
なんて悩むこともない。
「彼氏が欲しい!」と思ったりもしない。
ただ都合のよい体だけの関係が持てないだろうか、
と少し考えることもあるがそれも面倒だと思うので持たない。
そもそも「肉体関係を持ちたい」と思える異性に出会わない。

結婚とか付き合うとか、
第一に「肉体関係」という大きな関門がある。
全ての結婚および交際している男女は肉体関係を持っている。
少ない多いはべつにして、肉体関係のない付き合いはない。
と、私は考えている。
というか、付き合っているよ=セックスパートナーですよ、
と言ってるようなもので、それってなんか恥ずかしくない?
とか思うほど若くはないが、
時々ふと冷静に「わたしはあの人と付き合ってる」なんて台詞をきくと、
「ああ、しょっちゅう会ってヤってる相手ね」
なんておもう。
もしくは「付き合いたい」なんて言葉をきくと、
「ああ、ヤりたいんだなぁ」と思っている。

結局人と人の間柄から、男と女の間柄に飛躍する為には、
「セックスしたいかどうか」
ただそれだけである。
実にシンプルだ。
愛とか恋だとかは全て後付け、ただの人間の照れ隠しである。

「いいセックスができそうだな」
と、思える異性はパッと見た感じでだいたいわかる。
とはいえ、実際そう思っても、
そういう異性はだいたいすでにパートナーが存在しているので、
その行為まで到達することはない。
こちらの一方通行で終わる。
そしてそんな異性には滅多に出会えない。
今のところ三重県では0%だ。
しかし三重県はやたらとラブホテルが至る所にある。
暇つぶしにパチンコと男女の発情はもってこいなのだ。

「結婚できそうにない女」と自負している私でも、
時々異性に好意を寄せられることはけれども、
ほとんど、「ああ、この人とセックスはできない」
という身体感覚によって却下される。
頭で考えていない。体である。体は素直なのだ。

こちらが全くその気を見せない限り、
相手は発情してこないのかといったら、
そうでもない人もいる。
傷つくことを恐れないというか、
愛されている事を信じて疑わない人、
というのがいるのだ。

とにかくどんな縁で他人と結ばれて、
どんな想いのバランスで結婚に至るのかは、
全てのカップルによって違うのだろうけれど、
せっかくなのでこれから始まる結婚ラッシュを、
遠くから眺めて観察していこうと思う。

キングブラザーズとわたし


今月末に伊勢にキングブラザーズがやってきます。
実は私はこのライブをすごく楽しみにしています。
大学時代の友人に話しをしたところ、
高校の時キンブラがすごく好きだったらしいです。
キンブラのようなバンドを結成したり、
マーヤの真似をしてまゆ毛を抜いていたほどで、
ライブの時にはマーヤに話しかけたことさえあるという話しを聴きました。
大学生の時「モノラルヘッドフォン」というバンドをしていた、
ウサミくんという男の子がいたのですが、
彼もキンブラに影響を受けてバンドしていたそうで、
思い返してみれば、確かにキンブラに似ていました。
しかしウサミくんは太っていたので、お笑いに近かったです。
ルックスはおもしろいけど、曲はすごくかっこいいという、
ギャップがたまらないバンドでした。

そんなわけでキンブラと私は、
妙な繋がりがあると勝手に思っていて、
これは観に行かなくては!と盛り上がっている次第です。
ちなみに、私がブルーハーブを知ったのも、
友達のお兄さんがマーヤに「最近どんな音楽きいてるの?」
と聴いたところ「ブルーハーブ」と答えたかららしく、
マーヤ→友達兄→友達→わたし
というブルーハーブの伝播の構図が浮かび上がり、
これまた勝手に繋がりを見出しているわけです。

西のキンブラ、東のミッシェル、と言われているそうなので、
ミッシェルガンエレファントの中で好きな曲をアップしておきます。
「青い春」という映画で使われていた「ドロップ」という曲です。


「青い春」と「リリィシュシュのすべて」を続けて観てみたらどうだろう、
という欲望が出てきましたが、死んでしまいそうになる気がしました。
ものすごく元気な時に一度やってみたいと思います。

2011年10月10日月曜日

木曜日とジョブスと三連休

木曜日にライブが終わって、
あれよあれよという間に三連休に突入して、
ようやく明日はお休みです。

塚本功トリオ@カップジュビー、
たくさんの人たちに来て頂き大盛況のうちに終わりました。
ほんとうにありがとうございました。

オーガナイズという作業を通して、
見えたことがたくさんあります。
自分のこと、友達のこと、住んでいる街のこと。
どれだけ自分が街を愛し、音楽を愛しているか、
ということを試されていたような気がします。
地元にアーティストを呼ぶことは、
リスクもありますが、やりがいも随分あります。
ただ、リスクを背負ってまでイベントを企画したい、
と情熱を持って音楽に向き合っている人が、
ほとんど居ないという現実も見えました。
ただ今回これだけの需要もちゃんとあることに気付きました。
きちんと企画すれば反応が返ってくる。

この三連休の間、言葉を無くしてしまい、
とまどっていたのですが、
ようやくこんな風に文字に起こしています。
たぶん、たくさんのことを受け取っていて、
それが脳の処理スピードに追いついていないのだと思います。

何も考えていなかったわけではないですが、
いつも以上にぼんやりとしていたような気がします。

ジョブスが亡くなってツイッターでスピーチの映像が急激に広まったりして、
とにかくいろいろなことが同時に起こった週末でした。

普通に戻るにはもう少し時間がかかりそうです。

2011年10月3日月曜日

みゅ〜じっくへぶん

土曜日は地元のイベント「music heaven ise」に行ってきた。
高額のふかふかのソファでU-zhaan&ヨシダダイキチのインド音楽を聴けたのは、
とても贅沢だった。
そのあとのサブアリーナでのROVOもめちゃくちゃかっこよかった。
VJも素敵だった。
前夜にクラゲについて考えていので、
クラゲの映像が出てきてびっくりした。
びっくりしすぎて、あんまりおもむろにびっくりできない感じだった。
どうやら震災の影響であまり準備ができなかったようで、
人員的に少し寂しい感じだったけど、
来年にとても期待したくなるイベントだった。
色んなジャンルのミュージシャンを招いて、
色んな物販とか用意して、もっと地元のものを売ったりして、
全国から人がやってくるようなイベントにしたらいいと思う。
普通の感覚の地元の人たちのことも考えて間口を広くして、
もっともっとピースフルになったらいいだろうなぁ、
とおもう。
税金使ってるんだしもっと地元に還元できたらいいだろうな。

こういう派手なやつは他人に任せて、
地味なことをやっていこうと密かに目論む。