2012年3月31日土曜日

3月が終わるー



てことで、なんか言っておくことないかなーと思って、
書き出したのですが、特にこれといってありません。

今お腹がとてもすいているのですが、
何も食べずに寝るでしょう。

4月はなんやかんやとおもしろそうなことが、
いくつかあるので楽しみです。

新しい仕事もはじめますし、
新しい感じでしょう。
髪の毛も来週かんじをかえるつもりです。

何か掴めたと思ったら、
それは、手のひらからするりと抜け出して、
もう何も残っていません。

素晴らしい景色だな、
この世界でずっと暮らしていたいな、
と思っても、次の瞬間にはなくなっています。

才能のある人というのは、他の人よりも、
はっきりと確実に物事がみえる人なのだと、
思ったり。

夢というのはたいてい明け方がみるもので、
なんとなくエロい夢をみて、
ぼんやりと目を開けると部屋が薄暗くて、
そのかんじがとてもいいと思ったり。

エロいと言っても、
別にセックスしているわけではなく、
ただただイノセントに触れあっている感じで、
そういうことなんだよなー、と夢に満足している自分は、
情けなくも、愛おしく。

きちんと愛し合ってる二人をみて、
帰り道その二人をふと思い出して、なんだか涙が出るほど、
きれいなものをみたような気がして、
私はただの傍観者でいい、というような覚悟もできてしまうほど、
この世には、はっ、とすることが、
何気ない日常の中に転がっていて、
どうか、この能力を奪わないで、
そして、どんどん磨かれていきますようにと、
神サマにお祈りした。

フラットに、大きく、力強く、
世界を捉えて、一本調子で生きていきたいと、
思った。

体まるごと宇宙にして、
じわじわと遠くの誰かとコンタクトしているような、
そんなイメージ。

届いていても、届かなくても、
無言で、無音で、この場所で、
深い深いところと繋がって、
通信している。

2012年3月30日金曜日

北欧フィーバー



4月25日(水)開催の「インドと北欧」の
フライヤー裏面も完成しました。
週末に印刷かけるので、
4月になったらばら撒き始めようと思います。

こないだ映画館でハリウッドリメイク版の
「ドラゴンタトゥーの女」を観たのですが、
かなりおもしろかったので、
すでにスウェーデンで三部完結している
「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」が観たくなり、
DVDで一気に借りて一気に観てみました。
いや〜おもしろかった〜。かっこよかった〜。えげつなかった〜。
あまりのかっこよさに、
あと10歳ぐらい若かったら鼻ピアスとモヒカンするところでした。
途中、ヒロインが完全にスターリンの遠藤ミチロウになっていたのが、
笑えつつもやっぱりかっこよかったです。
これはデヴィット・フィンチャー監督のハリウッドリメイク版も、
かなり楽しみです。
ちなみに映像と俳優のかっこよさは、ハリウッド版のほうがよいです。

それにしても「ドラゴンタトゥーの女」という、
「今世紀最大のミステリー」を産み出してしまう
北欧の奥の深さには感動してしまいます。
北欧独特の陰湿さや厳しい寒さにぴったりとも言えます。
北欧発の映画でハリウッドリメイクされたのは、
最近でいうと「ぼくのエリ 200歳の少女」というドラキュラものです。
ハリウッドでは「モールス」という映画でリメイクされました。
200年生きているものすごく強い不死身の女の子のドラキュラが主人公なのですが、
(北欧では中性的でダークな少女が人気あるのかしら。)
やっぱりホラーものも、北欧の雰囲気に合うなぁ、と思います。
ということで、北欧は、
陰湿でホラーやミステリーが似合うすごく寒いところ、
というイメージがつきましたが、
4月25日(水)のイベントに出演する、
北欧バンド「カンラン」はそんなことないです。
ただひたすら明るいというわけでもないのですが、
北欧的なやや魔法っぽい感じはある気がします。
昔スーファミでやったファイナルファンタジーⅥの、
冒頭の吹雪のようなイメージです。
ファイナルファンタジーを知らない人にはますます解りづらいですが、
私なりの「カンラン」の魅力が私なりに解った気がしました。

てことで、今回のイベントは、
暑い地域で産まれた酒のような温泉のようなインド古典音楽と、
寒い地域で産まれたミステリアスでファンタジーな北欧音楽、
の二つの世界を楽しんでもらえたらと思います。



2012年3月27日火曜日

まる・びはーぐ


昨年、震災を受けてインド渡航中に「へまんと」を発表したU-zhaanさんが、
今年は、シタール奏者の世界的にすごい人らしい人を迎えて、
「まる・びはーぐ」という曲を発表しました。
↓ここでダウンロードできます。
http://u-zhaan.com/
酒とか温泉とか、感想が出てきてますが、
酒とか温泉とか、の感覚でダウンロードしてみるといいと思います。
とにかく、「なんだかすごいし、なんだか気持ちがいいぞ」
という音楽です。
今回も本秀康さんのアートワークが秀逸です。
4/25(水)には伊勢のカップジュビーで彼の演奏が聴けます。
今度は日本人のすごいサントゥール奏者とやってきます。
お近くの方は是非お越し下さい。
やっぱり酒とか温泉を楽しむ感覚でやって来るのがいいと思います。

リチャード・ブローティガンの「愛のゆくえ」を読みました。
日本の現代文学に多大な影響を与えているということで読みました。
平易な言葉で読みやすく、それでいて深い世界を表していて、
乾いたユーモアや優しさ、孤独な人々、なんかも、
「村上春樹」そのものなんじゃないかと思いました。
日本中が村上春樹の文学を愛するように、
アメリカや世界中で受け入れられるのも、
村上春樹がリチャード・ブローティガンなどの、
アメリカ文学から、現代文学の本質、を深く理解して、
作品に反映させている術を持っているからなのではないかと思います。
現代の人々は何に悩み、苦しみ、生きづらさを感じているか、
その部分を明確に理解し、そして切り取ることが必要です。
表現の意味、作品の意味を、
もう少し色々考えようと思いました。

2012年3月25日日曜日

キュン死に


「最近スズメみないな〜」と思って、
スズメの画像を検索してみました。
はっきり言って「萌え」以外の何者でもありませんでした。
そういえば朝「チュンチュン」という鳥の鳴き声も聴きません。
どこいったんでしょう、スズメ。
スズメと言えば、小学生の頃、
風が強い冬のある日、庭に瀕死のスズメが転がっていて、
保護して、家の中に入れたのですが、
一回だけ「チュン!!!!」
とものすごい大きい声で鳴いて息絶えたスズメとのふれあいを思い出しました。
「生き物というのは死んだらほんとに抜け殻みたいになる。」
という実感を学んだのはその時が初めてだった気がします。
明らかに「命」というものが無くなって、
ただの「物体」になっていました。
自分にもいずれその瞬間が訪れる、と思ったら、
恐怖でしたが、まぁまだ先のことだろうと思って、
あまり深く考えないようにしたものでした。
今思い出しても恐怖ですが、やっぱり先送りにしようと思います。
まだ生きてますから。こんな風にパソコンに向って、
ワインとチーズをつまみながら、ウダウダやれてますから。
ふー。

アルバイト先では、もっぱら捨て犬の話題で盛り上がっています。
竹やぶに捨てられた子犬が住み着いているようで、
店長の奥さんと子どもは毎日観に行っているようです。
ちょっとずつ近づいてきてはいるみたいですが、
なかなか触るところまではいきません。
保護できるようになったら、うちで飼うと名乗り出ている人もいて、
とりあえず保健所に見つからないうちに早く人に慣れるといいです。

あと店長の奥さんとツバメの話しになり、
最近ツバメがちらほら見かけるようになってきたらしく、
遠くから帰ってきたツバメは白い部分がベージュ色で、
かわいいと言っていました。
長旅をがんばってやってきた感じあるそうです。
薄汚れたツバメのがんばっている感、
この春に一回は確認しておきたい事項です。

2012年3月23日金曜日

インドと北欧




再びイベント告知!
フライヤーが(ほぼ)完成したので、アップしちゃいます。
ハルカーンの力作!
砂漠と夜空をイメージしています。
キツネのゆるキャラまで産まれました。
今回は前売りを【60名限定】に設定しました。
ご予約はお早めに!



「インドと北欧」

2012年4月25日(水)

おはらい町カップジュビー

★前売り60名限定★
前売り 2500円 当日 3000円(共に+1D500円)

open 19:00 start 19:30


【出演】

新井孝弘(サントゥール)+U-zhaan(タブラ)
http://u-zhaan.com/

カンラン
(トリタニタツシ:Lute,Nyckelharpa,etc+アヤコ:Vocal,Hurdy Gurdy+カリーム:Darbuka)
http://www.saharableu.com/kanran.html
http://www.harmony-fields.com/a-kanran/index.html


…………

各方面から大人気の超絶タブラ奏者【U-zhaan】と、
今日本最高峰の実力と言われているサントゥール奏者【新井孝弘】
がっつりどっぷりインド古典音楽ライブが開催決定!
共演は、三重・松阪を活動拠点にしながら
北欧・東欧・中世音楽からポップ、ニューウェイブ、プログレ
などの影響下に独自の世界を展開中の3人組【カンラン】
“インドと北欧”
二つの世界を行ったり来たりの特別で濃密な夜をお届けします。


ご予約・お問い合わせ
カップジュビー 0596-23-8560(水曜定休)
坂本 manjuu33@gmail.com
(日中はお店の方が混雑していて電話に出れないことがありますので、
なるべく午前中もしくは夕方にお願います。もしくはメールでお願いします。メール確認後に受付完了メールを返信させて頂きます。)

2012年3月22日木曜日

観たもの読んだもの


【読んだもの】
諸星大二郎の栞と紙魚子シリーズ「青い馬」と「夜の魚」
・友達に借りた漫画。久しぶりに読んだらすごくおもしろかった。
怖いけど主人公の女子二人が全く怖がらないので、
あんまり怖くない。でも実際すごく怖い。
笑いのセンスもすごい。

サン・テグジュペリの「星の王子さま」
・前に読んだことはあるのだけど、
内容を忘れていたので、改めて買って読み直してみた。
星を渡り歩いて地球にやってきて、
最後に自分の星に帰るシーンは感動的。
宮沢賢治のような友情におけるセンチメンタルな世界の
表し方が見事。
「本当に美しいものは目には見えない」
っていうのは本当だとおもう。
だから人は目には見えない何かを伝えようと、
文章に書くし、音楽を創るんだろう。


【観たもの】
「ドラゴンタトゥーの女」
・最後のレディースデーだったので観に行った。
監督がデヴィット・フィンチャーという、
「ソーシャルネットワーク」を撮った監督だったので、
テンポよく、情報もたんまり詰め込んであるし、
台詞も、映像もかっこよく、2時間半の長丁場も、
飽きることなく楽しめた。
この監督は、パソコンを使う人を本当にかっこよく撮るなぁ、と思った。
ドラゴンタトゥーの女ことリスベット役の、
ルーニー・マーラが、本当にかっこ良くて
「ソーシャルネットワーク」に、
主人公の恋人役として冒頭出演していた人らしいけど、
まったく思い出せないぐらいに役を創り込んであった。
「ソーシャルネットワーク」の時は主人公が、
マウンテン・デューを飲んでいたのだけど、
今回「ドラゴンタトゥーの女」では、
缶のコカ・コーラ、もしくはマクドナルドのドリンクが、
よく映っていた。
ジャンクな食生活がより伝わってきた。
最後の切ない感じの終わり方が、
「ソーシャルネットワーク」と似てるなぁ、とも思った。
それと情報の詰め込み方も「ソーシャルネットワーク」とよく似ていたので、
DVDを借りて改めてじっくりと観るパターンになるのも似ている。
ウィキペディアによるとシリーズ全編を通して、
女性への「偏見・軽蔑・暴力」がテーマになっているそうで、
確かにひどい場面がたくさんあるけれど、
リスベットが徹底的に復讐するあたりに、
私たちは女は気持ちよさを感じるのかもしれない。
村上春樹の「1Q84」であり、
田中慎弥の「共喰い」であり、
それらの小説に共通して出てくるのは、男に復讐する女だ。
今まで泣き寝入りするしかなかった思いや、気持ちを、
映画や小説というのは代わりに果たしてくれる役割を持つ、
という側面があるのかもしれない。

2012年3月20日火曜日

梅ではじまり梅でおわる


庭の梅が咲きました。
庭の梅は花びらがたくさんある豪華な梅です。
ピンクが混じっていたりして、かわいいです。
わたしのオススメは、咲き切っている白い梅も良いですが、
写真の下の方に映っている、
つぼみのまるっこくてピンクい奴が猛烈に愛おしいです。
丸いものに弱いのかもしれません。
なんだかハァハァします。
やや変態です。
変態と言えば、今朝アルバイトに向っている途中、
コンビニの前で「あーすげーいい天気」と一人で大声で言っている、
太めのおじさんがいて、「ああ、これはマズい感じだな。」
と思って足早に立ち去ろうとしたのですが、
タイミング悪く、同じ方向に向かうことになり、
しばらくおじさんのやや斜め後方を気配を消しつつ歩いていたのですが、
突然「おはようございます」とおじさんが声を発し、
「私は知り合いではないし、私ではないはずだ。」
と思い気付かないフリをしたのですが、もう一度、
「おはようございます」ときたので、
「うわー、完全にあたしかー」とかんねんして、
今気付いたふりをして、「え!あっ、ああ、おはようございます」
と、挨拶をしたら、「これ、買ったんや。」
と、またがっている白い折り畳み自転車を唐突に自慢しはじめ、
力なく「へぇぇぇ〜…」と言うしかありませんでした。
で、足早にその場を立ち去ると、
後ろからまた「おはようございます」と別の見知らぬ人に、
挨拶をしている声が聞こえてきて、「これ、買ったんや。」と自慢していました。
「自慢したいだけかい!」と思ったらおもしろかったです。
しかもその後に「バローで。」と付け加えていました。
(バローとは地元のホームセンターです。)

一体何の話しかよくわからないですが、
春ですね〜、みたいなことです。
太めのおっさんが見知らぬ人々に買ったばかりの折りたたみ自転車を、
自慢したくなる気持ちと、
私が梅の丸っこいつぼみを見てなんかハァハァするのも、
春ですね〜、ってことなんでしょう。
おわり。

2012年3月19日月曜日

ふわふわ


ASA-CHANGのイベントがいい感じに終わり、
(来てくれた人に「おもしろかった」
「いいイベントだった」とほんとに言われる。)
次はインド古典音楽と地元の北欧バンドの夢の共演イベント、
「インドと北欧」に向けて準備中です。
フライヤーは友達のハルカーンとスタバにノートパソコンを持ち込んで、
おおまかなデザインを創るのが通例なのですが、
今回も通例どおりハルカーンとスタバでああでもないこうでもないと、
やっておりました。
「和田誠的な…」とか「安西水丸的な…」というアイデアが出てきて、
さっそくパソコンで画像を検索していたところ、
見つけたのが上の本、文・村上春樹、絵・安西水丸の「ふわふわ」
その場でアマゾンに行って買いました。
で、届きました。

「ぼくは世界じゅうのたいていの猫が好きだけれど、
この地上に生きているあらゆる種類の猫たちのなかで、
年老いたおおきな雌猫がいちばん好きだ」
で、はじまり、
「そんなわけで今でも、ぼくはこの世界に生きている
あらゆる猫たちのなかで、だれがなんといおうと、
年老いたおおきな雌猫がいちばん好きなのだ。」
で、終わる、素晴らしい絵本です。
我が家にも10年以上生きてる白い雌猫がいるので、
大共感した次第です。
猫は猫でも、雌猫のやわらかさや、大らかさは、
本当に素晴らしいものがあります。
日向でごろりと横になっていると、
その横で一緒にごろりとしたくなる感じも、
きちんと丁寧に書かれていて、
村上春樹さんのおかげで、年老いた雌猫の素晴らしさが、
より一層深い部分まで作品として書かれていて本当によかったです。
安西水丸さんの絵も素晴らしいです。

乾いた文章、乾いた世界に、
しばらくの間住むことにしようと思いました。

2012年3月15日木曜日

無事終了


ASA-CHANGの民族音楽 奥の細道 無事終了しました。
予想していたよりも、たくさんのお客さんにご来場頂きました。
本当にありがとうございました。

前回のタブラボンゴナイトの時よりもさらおもしろく、
濃く深い内容だったように思います。
プロジェクターで映し出される、
世界各地のその楽器のプロフェッショナルであろう
演奏者達のぶっとんだ様子に対する、
ASA-CHANGの独特の間と喋り方とツッコミが重なって、
なんとも言えないおもしろ空間が出来ていました。
そんな和気あいあいとした前半の空気感から、
徐々に深い世界に誘い、何かを気付かせ、掴ませ、
最後はじんわりとした感動で終わらせるテクニックは、
本当にすごいと思いました。

ASA-CHANGが何を観て、何に感動して、何を吸収して、
「巡礼」の曲を創っていたのかが、
ほんの少しわかったような気もしました。
「ぶっとんでいる感」
「凄すぎて、唖然としてしまって、もはや笑うしか無い感」
そういう本物に触れたときの「衝撃」のようなものを、
詰め込んであるような気もします。
その拾い方や、創りだし方が、
「巡礼」を初めとするASA-CHANG独特のなにかなのかもしれません。

会場の雰囲気もASA-CHANGの独特の喋りに素直に笑っていたり、
逆に真剣にASA-CHANGの言葉に聴き入ったりしていて、
とてもいい雰囲気だったと思います。
ライブが終わったあとも、
何か良い映画の見終わった後のような空気感に包まれていました。

出演者を初め、ご来場頂いたお客さん、いろいろと協力してくれた方々、
深く美しい夜を本当にありがとうございました。

2012年3月9日金曜日

春はあけぼの



チューリップがぐんぐん伸びています。
梅といい「春きてんな〜」と新しい季節の訪れを感じる事が出来て、
とてもいいです。
そういうのって心の健康にもよさそうです。
日本人でよかったなーと思えます。
梅雨前になったら、今年も朝顔を植えようと思っています。

私はブログを二つやっているのですが、
その感じがとてもいいです。
このいい感じぶりを例えると、
伊集院光がテレビ用とラジオ用で使い分けてる感じで、いい感じです。
どちらの自分もウソではありません。
むしろ人間の心なんて、これぐらい多様なほうが、人として安心します。
「いつもニコニコ、優しくていい人」
な自分なんて絶対耐えられません。
それこそ精神を病みそうです。
「表のサカモト、裏のサカモト」
で、今後ともやっていくつもりです。

こっちに来ると、言葉使いも敬語になるし、
さわやかな自分で居られるのがいいです。
心の憩いの場であり、癒しの場です。
文章を書くというのは、本当に楽しいことです。
私の世界を言葉にして、そこに世界を表す事は、
「世の中を変える」とか「お得な情報を伝える」とか、
そういうのではなく、ただ発露していく作業は、
なんとも言えない居心地の良さがあります。
何かを見たこと、頭の中に浮かんだ事、おもしろいもの、つまらないもの、
そういったものを言葉にして、インターネットの海に放り込み、
どこかの誰かの目に留まり、通り過ぎていくというのは、
やっぱり楽しいことです。

いつまで言葉をこんな風にブログに書いていくかはわからないけれど、
死ぬ直前まで思ったことを言葉にしていたいな、と思います。
こぼさないように。逃さないように。
取るに足らない言葉たちばかりだけど、
私に世界から出てきた言葉たちなのだから、
私だけも愛してあげなくちゃ、可哀想だと思ったりします。
誰の意識にも同調せず、密閉された「私」の世界を、
私はこれからも発していきたいと思います。

2012年3月6日火曜日

逆光の頃


タナカカツキさんのデビュー本が確か「逆光の頃」という漫画です。
今のカツキさんからは想像できないガロっぽい漫画です。
あ、写真は今日撮った近所の梅林です。
夕方に行ったのですが、ひと気はなく、一人で梅見放題でした。
少ししたらやっぱり年配のいい感じのカップルがやってきて、
梅を堪能してました。
私の存在が二人のいい感じのムードを若干壊していたような気もしますが、
仕方がないです。
紅い梅はかなり咲き切っていたのですが、
白い梅はけっこうつぼみが残っていて、まだこれからが見頃っぽいです。
ぼーっと梅を見ていたら「ガラスの仮面」の紅天女を思い出しました。
たしか紅天女は梅の精だったなーとぼんやりと梅を眺めていたら、
危うく美内すずえワールドに引き込まれそうになりました。
まぁ、別に引き込まれてもいいんですが。

昨日は2NICYOUME PARADAISEにdj colaboyという人がやってきたので、
観に行きました。
コーラさんは伊勢出身で京都在住のDJで、
ときどきHOMESICKというCTIY派イベントを京都のクラブで、
企画したりしているそうです。
DJぶりも全然ガツガツしていなくて、
京都の生活感がじんわりと滲み出てくるようなセンスのよい選曲でした。
ほどよい感がとても京都だと思いました。
コーラさん自身も京都在住感が漂っていてなんだかいい感じでした。
あの京都感みたいなものは取り入れて行きたいと思います。
そもそも伊勢は京都に近い要素はあるんだろうとは思います。
しかし文化的にいまいち育っていかないのはなんでしょう。
呪いみたいなもんでしょうか。
きっと呪いでしょう。
とりあえず、おもしろい人が居るか居ないか、
という違いだとも思うので、
私は私なりにおもしろい人でありたいと思います。
何かを仕掛けようとか、でかい事やってやろう、
みたいな、血気盛んな20代男子の気持ちは持ちづらいですが、
私の感覚を大事にして育ててみる、
というのがポイントのような気がします。
誰かに釣られたり、飲み込まれないことも重要です。

来月から働く予定の大学のキャンパスに行ったのですが、
改めて閉ざされた世界ぶりがすごかったです。
けっこう歴史のある大学なのですが、重ねた年月の重みや、
何かを頑に守ってる感が、ひしひしと伝わってきました。
和光大学の対局にある大学なんじゃないかと勝手に思っています。
私の時代は高校の校則がものすごく厳しかったですし、
正直多感な年頃の高校生にとっては、
「つまらなくて退屈」な高校だったと思います。
私はこれといって窮屈だと感じる事は無く、
普通に順応していたのですが、
周りの子たちは、校則の厳しさによく文句を言っていました。
きっと校則を厳しくして、何かを守っていたんだと思います。
伝統とか、脈々と受け継がれている精神性のようなものです。
閉鎖的にしないと培われず守れない何かがあるのかもしれません。
日本が鎖国していた時代に独自の文化が熟成されていったように、
「引きこもったり」「鎖国」することは、
人間が本能に従って行動した結果であって、
何かを守る為には必要な行為なのかもしれません。
俗っぽいものに入り込まれて、踏み荒らされないように。
そういう領域が人の心の中にもきっとあるのだろうと思います。

2012年3月2日金曜日

▼△▼告知▼△▼




てことで突然の告知でございます。
あと2週間切ってます。
このサプライズ感ワクワクしますね〜。


△▼△▼ 緊急開催決定!! ▼△▼△

ASA-CHANGのレクチャーナイト in 伊勢【民族音楽 奥の細道】

一昨年アジトで開催され好評を博した「タブラボンゴナイト」に続き、
ASA-CHANGのトークレクチャーナイト第2弾!

::::::::::::::::::::::::::::::::

“世界の国々の音楽を知って、深く楽しむことは美しいことだから…。”

ジェンベやディジュリドゥ、タブラやホーメイなどなどなど。
この頃身近で聴けるいろんな国の楽器や音楽たち。
パーカッションニストのASA-CHANGが出会い、
ASA-CHANG が辿った世界の音を、
ASA-CHANGと巡る音楽レクチャー、題して…
【民族音楽 奥の細道】
いま世界で鳴っている音を、
もっと良く知ればもっと楽しくなれる。
ASA-CHANG節炸裂のおしゃべりで楽しみましょう
POPとアバンギャルド。芸術性と芸能性。
両極の中で奏でられる「ASA-CHANG&巡礼」、
略して「ジュンレイ」の発案者であるASA-CHANGが、
今回は自身の「脳やココロ」全開のトーク&レクチャー。
なぜ、あのジュンレイの音楽が生まれたのか?!
その謎にも迫る夜のゼミナールです。

大学教授も絶賛した東京&いわきでのワークショップ内で
行われた講義に新たな"史実"も加わった補強版。
より濃密かつ楽しく。
プレーヤーでミュージシャンのASA-CHANG自らお伝えする
現在進行形の「民族音楽の楽しみ方」お宝映像&レア音源満載。
POPミュージックやクラブミュージックetc…
その先の未来に繋がるお話を一緒に体験しよう。


☆★☆★オープニングアクト★☆★☆

   外村伸二×ASA-CHANG

カップジュビーのマスターで、
伊勢を代表するシンガーソングライター外村伸二と、
ASA−CHANGの夢のデュオが実現!
こちらもお見逃しなく!


3月14日(水)カップジュビー

open 19:00 start 19:30

前売り2000円 2500円(共に+1D500円)

☆オリジナルテキスト付き!

予約・お問い合わせ
カップジュビー 0596-23-8560
坂本 manjuu33@gmail.com


《ASA-CHANG》

ヘア・メイキャップアーティストを目指して、上京。 80年代中〜後半にかけて、Olive、anan、キューティー等、ファッション誌や、小泉今日子、本木雅弘、山瀬まみ等の当時のカッティング・エッジなアイドル、タレントの仕事を数多く手掛けるも、89年に東京スカパラダイスオーケストラのパーカッション兼バンド・マスターとしてデビュー。その自ら創始した東京スカパラダイスオーケストラがブレイクを果たすが、93年に脱退、フリーランスに。スカパラ在籍時から、その特異なライブ・パフォーマンス、プレイは注目されていたが、数々のセッション・ワークにより、ドラマー、パーカッショニストとしてその存在を知られるようになる。いわゆるラテン・パーカッション系だけでなくインド・アジア系から玩具類、ガラクタ、シンセ音などを散りばめ、楽曲にアプローチする彼独特のプレイスタイルを確立し、ドラマーとしても躍動感のある唯一無二のそのビートは、パワフルさと繊細さを兼ね備え、数多くのアーティストからの信望を集めている。ポップとアバンギャルドを軽々と行き来する様々な活動は、多くの注目を集めている一方、作曲・アレンジもこなすプロデューサーとしても活躍している。

関連サイト
□オフィシャルサイト→http://www.asa-chang.com/
□ASA-CHANG & 巡礼オフィシャルサイト→http://www.junray.com/