2011年2月10日木曜日

書かずにおれない

今日は髪を切りに美容室に行った。

髪を切りがなら、なぜか美容師さんといじめの話なった。
(子どもの話から突然飛躍して)
美容師さんが自分のいじめ体験を滔々と語りだしたのだ。
幼稚園から小学生の間ずっといじめられた話しから、
中学生になっていじめた話し、それから友達に裏切られた話し、
事細かに全部話してくれた。
途中で美容師さん自身も、
「どうしてこんな話してるんでしょうね」
と不思議がっていたのだけど、
私もちょっと不思議だった。
結局、美容師さんは、
「いじめって楽しいんですよ」
と、言っていた。
私はなんて言っていいのかわからなくて、
「大人になってよかったですね。大人のほうが楽しいですね。」
と、答えた。

普段ニコニコして、頑張って働いている大人のほとんどは、
学生時代にいじめた、いじめられた体験を持っている。
そんなことなにもなかったように平気な顔をして、
もう大人になったみたいな顔で生きてるけど、
ふとした瞬間に蘇ってくることがあるのではないかと思う。
特にいじめらていた側は。

大人になっても子どもみたいにいじめみたいなことをする人がいる。
そういう人はいくら年齢を重ねたって、
人間としては赤ん坊以下だと思う。
むしろ生きてるだけで人を幸せにできる赤ん坊のほうが立派だ。

美容師さんはいじめ体験を普通に話をして、
普通に話し終えていたけど、
途中で泣いてしまわないかと心配だった。
でも大人の男性だったので泣かなかった。
私は帰りの車の中で話を思い出してこっそり泣いた。
こんな風に誰かが我慢して泣かなかった分、
他の誰かが泣いて感情をきちんと流しているんだと思った。

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