中村一義がベストアルバムを発売するということで、
たいへんうれしいです。
なぜなら半年前くらいにパソコンのデータがふっとんで、
中村一義の曲も全部消えてしまったから。
久々にyoutubeで聴いてみたけど、
やっぱり超いいな!
大学時代おもいだすわ。
ライブとかもうやらないのかな〜。
やったとしても昔の曲はやんないだろうな。
やっぱアーティストって、
初期の頃に作った曲が尋常も無くよいものが多い気がする。
脳みそあんま使ってないていうか、
どっからか湧いて出てきたような、どストレートなやつ。
人間の創造ってそんなものだとおもう。
コツコツ脳みそ使って創るものなんてたかが知れてる。
自分でも「なんじゃこりゃ!?」的なものが出て、
初めて人は自由になるんだと思う。
田舎に残ってる人の、田舎に対する怨念とか、孤独感とか、反対に愛着とか、
それを振り払って東京に行った人の、すがすがしさとか、
故郷に残している家族への後ろめたさとか、
そんなのを題材にした物語があればいいのに。
東京からやってきた40代後半の編集長は、
いつも三重県に居心地の悪さを感じているようで。
東京は「なにものでもない自分」になれるから居心地が良いと言っていた。
それは七尾旅人もインタビューの中で言ってた。
私も東京に居た頃は「なにものでもない自分」になれてすごく楽しくてラクになれた。
私は東京という街に助けられたと言っても過言ではない。
東京はある種の人間にとって、精神的にすごく楽ちんに生きれる場所なのだ。
でも、私は田舎にいる。
イライラしながら、なにもできずにモヤモヤしてる。
でも、このイライラや、モヤモヤから逃げ出さないで、
思いっきり抱え込むことで、見えてくるものがあるし、
言いたいこともでてくる。
うまくいかない場所で、
圧を受けることでじわじわと構築されていく世界があるのだ。
それによって一人の人間ができあがっていく。
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