2010年12月7日火曜日

太陽と月

明日が校了なので今日は帰れないかもしれないです。ひー。

宇宙から太陽がなくなったらどうなるんだろう。
なんていう途方も無い疑問がふと浮かび、
いつもそこにある太陽をありがたく感じた。
まるで原始人だ。
でもそういう単純な太陽に対する尊敬の念から、
人間は太陽に拝みつづけていたのだと思う。
そういう人としてのシンプルさは忘れたくないことのひとつだ。

出会ったり別れたりの繰り返しの中で、
私の中に残るものがある。
最後に手の中にあるものは、
結局は産まれた時から持っているまあるい玉だけなんだと思う。
そしてそのまあるい玉と一緒にどこかに消える。

人は色々なことに夢中になっている。
そういう姿をみていると羨ましいなーと思う。
私もなにか得意なことがあったらいいのにと思うのだけど、
なにひとつできない。
何をさせても下手だ。
私は漫画とかアニメとかが好きだったから、
そういうのを創るしごとがしたいと思っていたけれど、
どうやらそういったものを創ることは出来ないようだと気がついた。
でも、創る、という作業がこの世で一番楽しいことである、
というのは信じている。
あっ、と頭の中に広がる世界をどんどん表に出していくことは、
なによりも快楽である。
もっとうまく創りたいなぁ、と思ってたくさん創る。
するとどんどんうまくなる自分がいてそれが嬉しくてまた創る。
ただそういった単純な日々の繰り返しの中で、
ある日突然楽しさを覚えなくなる。
もうこれ以上創る事がないと知る。
世の中にはもっとうまい人がいる事も知る。
世界がみえなくなる。
他の世界に興味がでる。
損か得かで考えるようになる。
どんどん濁る。でも多分濁りたいと思っていたのだ。
「普通」の世界に身を置く事が必要であると考えた。

何年か経過して、
突然自分の道が解らなくなった。
四方八方真っ暗闇だった。
不安と、恐怖と、闇の世界が私を襲った。
これがあの時「ほんとう」を選ばなかったことの結果だった。
「ほんとう」を必死に探したけど、全然見つからなかった。
みっともないぐらいに這いずり回った。
友達に「もうやめたら?」と言われたりもした。
でもやめなかった。
なぜなら私は君が知っている私ではないから。
君の前で呑気に笑っていた私は今どこか違う所にいた。
他人なんて知った事ではない。私はこんなに苦しいのだ。
とにかく本を読む事にした。
何を読んだのかあまり覚えていないけれど、
気持ちが昇華されていくのが解った。
とはいえ相変わらず道はない。

つづく。。

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