食事と喫茶「寿 KOTOBUKI」外観 |
私は28年間生きてきて昨日はじめて知った。
世の中にはまだまだ知らないことがあるものだと、
自分の無知さを身に染みて感じさせて頂いたのだけど、
昨日お昼ご飯に行った「寿」というお店は、
ファミリースナックというジャンルらしい。
そもそも会社近くの「まめや」といううどん屋に行こうとしたのだけど、
残念ながら臨時休業だったので、
それならば少し足を伸ばして行った事の無い店に行こうと考えた所、
この店が引っかかったのだ。
それならば少し足を伸ばして行った事の無い店に行こうと考えた所、
この店が引っかかったのだ。
高校時代からこの付近はよくウロウロしていたけれど、
この店は完全にスルーしていた。
流行ばかりを追う健全な女子高校生のアンテナには引っかかってこない外観だ。
しかし、歳を重ね幾度となく恋愛を繰り返し、
捨てたり捨てられたり、人生の酸いも甘いもある程度経験した、
独身のアラサー女子になって初めて感知できる世界がある。
捨てたり捨てられたり、人生の酸いも甘いもある程度経験した、
独身のアラサー女子になって初めて感知できる世界がある。
それが、ファミリースナック「寿」だ。
おそるおそる近づいてみるとかなり入りづらい雰囲気だし、
営業しているのかどうかさえよくわからない。
店の前を少しうろついて、勇気を出して扉に手をかけて店内に入ると、
そこにはなんとも言えない昭和の世界があった。
いや、昭和という言葉では片付けられない何かがあった。
「いらっしゃいませ」とおばちゃんの声。
窓際のテーブル席に腰をかける。
大きく「ファミリースナック 寿」と書かれたメニューを手にとり選ぶ。
かなりたくさんのメニューがあったけれど、
おばちゃんが水を持ってきてくれたときに、
一番上の「日替わり定食」について聞いてみた。
「京風のきつねうどんです」というのでそれをオーダー。
食事が運ばれてくるあいだ、店内をしばし観察。
なんとも形容しがたいデザインの椅子とガラスのテーブル。
壁には大きな油絵かなにかの洋画がかけられており、
天井には赤い花の絵が二つ直接描かれている。
漫画コーナーには「美味しんぼ」や「金田一少年の事件簿」
などが並べられている。
私は最近「ドカベン」が読みたいなぁ、と思っていたので、
もし「ドカベン」が置いてあったら毎日来てもいいかも、
と思っていたが残念ながら置いていなかった。
そうこうしていると、おばちゃんが「日替わり定食」を、
持ってきてくれた。
うどんはうどんでも、だし汁がトロっとした“あん状”になっており、
甘辛く煮た揚げと、すりおろしたショウガ、そしてネギが乗っていた。
これは初体験である。
ひとくち食べたところ、めちゃくちゃおいしい。
うどんは太くて全くコシがないのが特徴の伊勢うどんを使っていて、
それにショウガの風味とトロトロのあんが絡まって、
すごく体にいい感じがした。
揚げもポイントになっていたし、ネギの存在ももちろん完璧だ。
京都ではよくある食べ物らしいが、
もっと全国的に普及してもいいのではないかと思う。
定食だけあって、他には小鉢とご飯とデザートまで付いていた。
デザートがかなり渋く、大きな豆を寒天で固めたような、
いかにもお年寄りが好きそうな類いの、シンプルなデザートだった。
ぺろりと平らげ、お会計の時に、
「うどんおいしかったです。」と告げると、
厨房で作っていた旦那さんが恥ずかしそうに笑っていた。
帰りに横にあるたいやき屋でたいやきを購入し、
食べながら会社に戻った。
ちょっと食べ過ぎた感はあったけれど、
思いがけずおいしいものと出会えたのでとてもよかった。
などが並べられている。
私は最近「ドカベン」が読みたいなぁ、と思っていたので、
もし「ドカベン」が置いてあったら毎日来てもいいかも、
と思っていたが残念ながら置いていなかった。
そうこうしていると、おばちゃんが「日替わり定食」を、
持ってきてくれた。
うどんはうどんでも、だし汁がトロっとした“あん状”になっており、
甘辛く煮た揚げと、すりおろしたショウガ、そしてネギが乗っていた。
これは初体験である。
ひとくち食べたところ、めちゃくちゃおいしい。
うどんは太くて全くコシがないのが特徴の伊勢うどんを使っていて、
それにショウガの風味とトロトロのあんが絡まって、
すごく体にいい感じがした。
揚げもポイントになっていたし、ネギの存在ももちろん完璧だ。
京都ではよくある食べ物らしいが、
もっと全国的に普及してもいいのではないかと思う。
定食だけあって、他には小鉢とご飯とデザートまで付いていた。
デザートがかなり渋く、大きな豆を寒天で固めたような、
いかにもお年寄りが好きそうな類いの、シンプルなデザートだった。
ぺろりと平らげ、お会計の時に、
「うどんおいしかったです。」と告げると、
厨房で作っていた旦那さんが恥ずかしそうに笑っていた。
帰りに横にあるたいやき屋でたいやきを購入し、
食べながら会社に戻った。
ちょっと食べ過ぎた感はあったけれど、
思いがけずおいしいものと出会えたのでとてもよかった。
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