浅川マキの本と浅川マキのDVDを観て、
浅川dayとなった日曜日。
ああ、かっこいいなぁ。
と、溜め息。
もはや松田優作や、マイケル・ジャクソンや、美空ひばり、
エルビス・プレスリー、ジョン・レノン等、
今は亡き数々のスターの一人だ。
そういう類いの人間は死んでやっとその人が完結する、
というのがあると思った。
作品として人類の歴史に刻まれる。
昨年の1月17日に亡くなった浅川マキ。
私は亡くなったときにこの人の存在を知った。
それから1年の間に何度かこの人の気配をどこかで感じて、
ちょうどまた1年経ってから、
きちんと向き合えるタイミングがやっと巡って来た。
水が流れるように私の番がやってきたのだ。
いずれ浅川マキのところを去るときが来るだろう。
そんな風にたくさんの人が浅川マキを通過するのだろう。
私もきっと誰かの通過地点にすぎないのだとおもう。
そう全ての人間は通り過ぎていくものなのだ。
浅川マキと向き合っていると、
浅川マキ越しに色んな人が頭の中に浮かんだ。
捨てきれない情念を大事にしようと思った。
逃げるんじゃなくて立ち向かっていく。
美しく創りあげる。
そういうことをするために生きているのかもしれないと思った。
それと浅川マキの日本語をすごく大事にする姿勢、
言葉のセンスも大好きだ。
ちなみに寺山修司の浅川マキに対するイメージはあまり好きではない。
が、男ってそういうものだと思った。
勝手に想像して理想の女を頭の中で創りあげる。
そして意識的にしろ、無意識にしろ押し付けてくる。
そういう出会いはもういらないなぁ、とおもう。
浅川マキが好きだったビリー・ホリディや、ベッシー・スミス。
女の人が歌うブルース好きだなぁ。
で、やっぱりビリー・ホリディのがタイプだな。
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