千葉の友達から電話がかかってきた。
今日はじめて停電になったらしい。
トイレが使えなくなったり、
お風呂も銭湯に行ったそうだ。
電話している間にも二回余震があった。
たった二週間前、
あんなに無邪気に笑い合っていたのにね。
そんなことを話した。
毎日緊張して、
頑張んなきゃって余計なところに力が入っていて、
人々は疲れている。
そろそろ不安が心の隙間に入り込む。
まだまだ先は長い。
むしろ始まったばかりだろう。
あああああああああああああああ。
ああ。
あいしている。
つまらなくて、汚くて、卑しくて、冷めてて、
はっきり言って、中の下、以下の人間だけど、
あいしている。
心の底から人にそうやって言えるだろうか。
明日が見えなくて、
平穏無事じゃいられないことを知った今、
そんなことを考えている。
人生は長い。
けど、短い。
そして必ず終わる。
日々は、そして時間は、
いつだって甘い砂糖水のようなものでなくてはならない。
最上の夢。
世界はうすい黄色。
もしくはうすい水色。
他の世界はどうだろう。
私のこうしたい、
はそのままカタチにしてもいいのかな。
ぼくはどうやったらぼくになれる。
もう世界はギリギリのところにきているから、
もうぼくもギリギリのところにいかなくちゃ。
思い込みが、呪いが、とけないよ。
鎖がからまって身動きとれない。
少しずつ少しずつ、
こんがらがった糸をほぐすように、
謎を解くのよ。
私が欲しいのはただひとつ。
からまった糸をほぐす呪文なの。
それは、音楽でも言葉でもいい。
少しずつ自由になりたいの。
それを必死にさがしているの。
ほんとうを知りたいの。
ほんとうを知ったら、ほんとうになれるから。
ただそれだけを信じているのよ。
君の力が必要だから。
お願いだから君が持ってる秘密を今すぐ私に教えて。
そうしたら次の世界にいけるのよ。
そうしたら私たちはもっと自由になれるのよ。
ねぇ、お願い。
キレイな世界がみたいの。
私が生きているのはただそれだけなの。
キレイな世界がみれなくなったら死んでしまうの。
どんどん真っ黒いやつに吞み込まれてしまうの。
どうか、わたしを助けて。
おねがい。
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