2011年3月27日日曜日

サカナブーム

私はやたらと魚に反応してしまうことに気がつく。
これは父が漁師だからだろう。
「サカナ」という言葉そのものに敏感に反応してしまうし、
「魚が好き」と言われただけで親しみを持ってしまう。
「フィッシュマンズ」にはじまり、
魚好きを公言している「サカナクション」の山口一郎さん、
ちなみに「アナログフィッシュ」は聴いたことない。
そんな風にもやもやしていると、
決定的なバンドが世にいることを発見した。
その名も「漁港」である。
(↓インタビュー記事)
http://ototoy.jp/feature/index.php/20110326
音楽性についてはノーコメントだけど、
魚というか、もはや水産業界に全般に対する
熱いコメントを読むだけでも感動した。
漁獲量と音楽業界の売り上げ減少に対する意見を求めるインタビュアーにも脱帽。
私も漁業を営む父の娘として、
たまに水産業の行く末を本気で考えることがあるのだけど、
いい知恵を絞る必要性があることは確かである。
というか、これはどうも「サカナ」がキてるのではないだろうか。
山口一郎さんの「音楽も釣りと同じ」という言葉を思い出す。
魚をたくさん捕まえたいのなら、魅力的なエサが必要なのである。
その為には魚の生態を知らなくてはいけない。
一体どんなエサを求めているのか。
どんなタイミングでなげれば良いのか。
潮の流れを読み、魚の生態を学び、魚を釣る。
それは音楽を創る上でも同じだと、
不謹慎ともとれる言葉を平然と言ってのける。
山口一郎さんはそんな風に音楽が売れない時代に、
きちんと音楽を売ることを前提として創っている。
それを釣りを楽しむ要領でやっているのがすごいと思った。

魚と音楽。
この二つの関係性はなかなか奥が深い。
いつかサカナフェスとかあればいいのに。

「アナログフィッシュ」初めてちゃんと聴いた。意外とよかった。

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