2011年3月29日火曜日

人生なりゆき


ブログ名また変えました。
春なので。春になるとソワソワするので。
ほんとは背景とかも変えたりしたいのだけど、
いい素材が見つかってないのでやめておきます。
ちなみに今回の「人生なりゆき。」、立川談志の名言です。
もちろん上の「立川流鎖国論」を読んで影響されたからです。
。を付けたのはそっちのほうが収まりがよい気がしたので。
モーニング娘。みたいなもんです。
ちなみに七尾旅人氏のブログ名は「人生おかわり」です。
おかわりできるなんてすげーなー。

立川志らくの「立川流鎖国論」めちゃくちゃよかった。
やっぱり、これから日本は国も、個人も鎖国した方がいい気がしてきた。
いや、むしろ鎖国している人はすでにしている。
「自分の国の文明・文化こそ最高であり、
外の国の力なぞ不要と信じ込んでいるからこその鎖国であろう。」
この思い込みや、驕りも甚だしい感覚を信じているからこそ、
神懸かった何かが産まれてくる。

縄文土器が創られた時代。
他国との交流などはなく、文化という概念さえなかったはずだ。
その時代に産み出された創造物からは、
シンプルで力強い人間の魂のエネルギーが立ち上っている。
混じりけのない世界。
ひたすら心のうちに向き合っているだけで、
あれだけのものが出来るということだ。
人間が本来持っている魂の豊穣さを物語っている。

つまり、今日は鎖国宣言します。
プチ鎖国。プチ家出の逆みたいなものです。
なりゆきで鎖国。

鎖国したいというか、鎖国せざるを得ない心境というか。
そもそも鎖国気味なところはあったけれど、
いよいよ本格的に鎖国する時期がきたというかんじ。
私は幼い頃から「馴染まなきゃ!」という強迫観念があった。
つまり常に「浮いている」感があり、それが恐怖だった。
いつも怯えていた。
だから他人を読む。自分を殺して場に溶け込む。
ほとんど忍術みたいなものだ。
その術を習得した結果、対人関係はそれなりにこなせるようになったし、
社会にもそれなりに溶け込めるようになった。(と思う。)
でも、正直なところ、それがものすごく息苦しく感じる瞬間がある。
私は出会う人間に失望し、傷ついている。
それは、私だけではない。
全ての人間が歳を重ねるごとにどんどん傷を負っているのだろう。
それにしても、この他者に対する「がっかり」な感じはなんだろう。
というか、私が他人にそこまで期待していることはなんだろう。
一体どんな世界がみたいんだろう。
私が住んでる世界ってどんな世界だろう。
そんなことを思うようになってきた。

色々なことを受け入れてきたつもりである。
家族の事、出会ってきた人々の事、仕事の事。
そして私はヘラヘラと随分調子良く生きてきた。
他人を傷つけまいとし、精一杯とりつくろってきた。
もちろんきちんと傷つけてしまった人もいる。
しかし、なにやらもう限界なのである。
そろそろ、この傷の正体を突き止めなくてはいけない。
自分に正直に生きるということは、
誰かを傷つけることだ。
その代わりに何かに手を伸ばそうとする行為の事だ。
一体何に手を伸ばそうとしているのかは皆目検討が付かないけれど、
私は、私の国が最高だと思い込みたいのだと思う。
そう思い込む事で見える景色をみたいのだ。
技術を得たいとおもう。
どこまで出来るかはわからない。
ただ、何かを得る事で何かを失う。
そのことは覚悟のうえだ。

私は今までの人生の大半を就職とか、結婚とか、
そういった普通の人生を望んでいた。
でも、就職ができない。そして、結婚もできない。
だったら何があるというんだろうか、
と途方に暮れていたのだけど、ぼんやりと見えてきたものはある。
随分と心の在り方が変化してきたし、
そしてそれはとても素晴らしい気分だし、
これからますます良くなるだろうという妙な確信がある。

全ての人に「物語」がある。
そして、人々は自然とその物語の上を歩いている。
つまり、音楽を奏でている。通低音。
私が発したい音の周波数は高い。それを感じれる人は少ない。
だからこちらが他者が発している周波数にチューニングする。
他者は自分と同じだと思い安心する。
同じだと感じる事が一番の安心なのだ。
でも、私はもうなるべくその周波数の合わせることをしたくないのだと思う。
面倒だし、つまらない。
目の前にいる他者よりも、
どこかに居る誰かに向けてチューニングを合わせたい。
そのことに集中したいのだと思う。

自分の周りに、自分と同じ周波数の人々が居る人たちがうらやましい。
私もいずれそんな風にしたい。
多くじゃなくていい。
田舎にいてそんなことできるかどうか解らないけど、
そんな風に生きていきたい。
他人の主義主張に埋もれていきそう中で、
精一杯顔を出すようにしたい。
なぜなら、私の国の文明、文化こそ最高であり、外の国の力なぞ不要だから。

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