今まで真心ブラザーズと言えば、
「拝啓ジョン・レノン」だったのだけど、
今日から「人間はもう終わりだ」になりそう。
大根仁監督がツイッターでたまにあげてくる動画にはずれなしである。
震災直後にラジオでビートルズかけたりしてたし、
その瞬間に呼応してなにかをチョイスする才能があるのだろう。
真心ブラザーズってしょっちゅう聴きたいわけじゃないんだけど、
ふとした時に、偶然聴くと、
尋常じゃなく伝わってくる何かがある。
理屈じゃなく、身悶えするほどかっこいいのだ。
この感じは実はなかなか味わえない。
かれこれ6年前ぐらいに行った朝霧ジャムのトリが真心ブラザーズで、
そこで聴いた「拝啓ジョン・レノン」が衝撃で、
帰ってきたらずっと「拝啓ジョン・レノン」聴きまくってた。
そういう妙な麻薬性がある人たちだ。
「平和なんかひとりの馬鹿がぶっ壊す」
まさしくそれである。
コツコツと自分の世界を積み重ねたとしても、
核兵器のボタンを誰かがポチッと押せば、
一瞬にして地獄になる。
なんでだかこの世はそういう仕組みになっていて、
時々大どんでん返しをくらう。
でもそういう不安定な世界を知っているからこそ、
見える真理というか、
美しい世界があるんだと思う。
「追いつめられろよ人間」
ということだろうか。
走って走って、とっとと自分の底に行ってみろよ、
と、誰かに急き立てられているようだ。
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