アイドル業界の遍歴についてふと考えた。
やっぱり大人の事情が大きいんだろうなー、
なんてことをモヤモヤおもい。
あとJ-pop界におけるYMOの圧倒的存在感とか。
彼らに気に入られたアーティストはいつの間にか取り込まれていって、
ファミリーみたいになっている。
そして大抵、坂本派か、細野派に分別される。
坂本龍一もお気に入りであることを公言している、
ASA-CHANG&巡礼。
久々に改めて聴いてみたところ、やっぱり音楽玄人好みの曲である。
ある程度いろいろな音楽を聴き込んできた人、
またジャンルを問わず音楽を聴き込みたいという、
明確な意思を持った人間が聴く音楽だ。
これぐらい音楽素人を寄せつけようとしない音楽も珍しい。
いや、もしかしたらこの音楽はむしろ、どんなジャンルにもカブれていない、
音楽素人にこそ響くのかもしれない。
いや、もしかしたらこの音楽はむしろ、どんなジャンルにもカブれていない、
音楽素人にこそ響くのかもしれない。
そこには確実に、他には無い世界観と圧倒的な美しさがある。
思い切って踏み込んで、創り込まないと見えない世界。
この美しさと共鳴できるかどうかは、
それぞれ人間の心の在り様を試されていると言ってもいい。
音楽の聴き方のひとつの指針であり、
また人生に対する姿勢だ。
ふと「日本人とはなんぞや。」
というようなことをおもう。
やはり苔のような、湯気のような、アメーバのような、
暗闇からずるりと這い出してくるような、
そんな世界からやってきた人々の集まりなのかもしれないとおもう。
↓2009年6月のASA-CHANGのインタビュー。
初めて読んだのだけどおもしろかった。
誰かに見捨てられた魂、想い。
そういったものを丁寧に拾い集め、
改めて構築して、世に提示しているような気がした。
世界はそんな風にして均衡を保っている。
音楽を創る側の意思、狙い、追い求めるもの。
それは音楽家によってほんとうにばらばらだ。
しかしASA-CHANG&巡礼の音楽を聴いていると、
やはり他者なんてものはどうでもよく、
やはり他者なんてものはどうでもよく、
ただただ一人の人間の中に込み上げてくる純粋な世界があり、
それを正直に提示していくことの中にしか、
新しい世界は切り開いていけないのかもしれないと思う。
新しい世界は切り開いていけないのかもしれないと思う。
それは細野晴臣さんの「トロピカル三部作」を聴いていても思う事だ。
日々、人間の深いところを観察し、
世界の暗闇にメスを入れる作業をし続けている人間にしか、
ぐさりと染み入る音楽、そして言葉を創りだす事はできない。
みたいものだけみる、という偏った姿勢だといけないのだ。
世の中に対する公平な視線が、世界を安定させる。
というわけで、
このASA-CHANG&巡礼のASA-CHANGが、
このASA-CHANG&巡礼のASA-CHANGが、
今週末マクサに塚本功トリオのドラマーとしてやってきます!
この機会をお見逃しなく!
4月1日(金)松阪マクサ
open 18:30/start 19:30 adv/2,500yen door/3,000yen
reserve&info/ M'AXA 0598-56-4825 maxa@maxa.jp
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