2011年4月16日土曜日

遺伝子


モーモールルギャバンの新譜CDを借りたのだけど、
なんとなく一回聴いただけで終わってしまった。
「ユキちゃんの遺伝子」はなかなかよいです。
きーみは、ベーイビー、ベーイビー、
てところは頭から離れません。
なんかこう、べっとりとした、ストーカー体質で変態の究極の愛が、
見事に表現されているようにおもいます。

昨日のsalyu×salyuのドミューンは観ていた途中で、
元同僚の方達から珍しく電話があったので出掛けてしまい、
一番いいところを見逃すというしくじりがありました。
寝て覚めても無念です。

現実世界を楽しみながらも、
やっぱりチラチラと頭の隅で気にしてしまうのは、
死んだ人たちの思いだ。
地震以降、虚無僧みたいな人たちが列をなして、
「チリーン、チリーン」と鈴を鳴らしている風景が頭の中にずっとある。
静かで、冷たい、真っ暗闇をぞろぞろと歩いている。
随分古風な絵だけど、私なりの供養したい気持ちの現れだと思っている。
この絵はたぶんしばらく私の中に固定されてそこにあって、
死者を思い続けるんだろう。

そういう目に見えない存在に吞み込まれない工夫と言うか、
意思の強さが一番今私に必要なものだと思っていて、
なるべく隙をあたえないように、
びっとそこに佇まなくてはいけない。
そういう訓練を積み重ねて行こうと思う。

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