2011年4月13日水曜日

生まれたての子ども

生まれたての子どもに、
関心を持たれ、妙に馴れ馴れしく、にやにやされながら近づかれると、
「うわあ、バレた!」
と恐れを成す事がある。
言葉や先入観が無い子どもが見た私というのは、
きっとなにか滑稽に映るに違いないからだ。

やはり、生まれたてというのは、神様に一番近いんだろうな、
とおもう。
生きれば生きるほどにどんどん汚くなる。
汚い気持ちが津波みたいに入ってきて、
めちゃくちゃにする。
吞み込まれておぼれる。
弱い人は駄目になる。
強い人はそのままで居ることができる。
寄せ付けなかったり、跳ね返したりして、
どーん、とそこに居る。
それで私たちは、
「ああ、すごいなー」と手を合わせるみたいにして、
ライブに行ったりする。
産まれた時のキラキラがそのままにあるからだ。

何かを保ち続ける事はしんどいけれど、
保ち続ける事をしなくてはいけないんだろう、と思う。

それぞれのやり方があり、スタイルがある。
私は基本的に、何も持っていないタイプなので、
色々なことを知りたがるし、おもしろがれる。
そして、先祖の事なんかを大切にするために生きている。
しっかりと地面に根っこを伸ばして、次にいいパスを送る為に生きている。
その辺はブレたらいけないのだろうけど、ブレる。
ブレない部分をきっちりと手に持つというのは大事なことだ。

そろそろ、こう、がしっ、と生きたい。
がしっと。

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