2011年4月28日木曜日

猫とカラス

昨日の土砂降りの雨の影響か、
我が家で飼っている白猫が尋常じゃなく薄汚れていた。
タオルで手荒にふいてみたら怒ってきた。
そして最近猫のエサ目当てに我が家にカラスが集まってくるようになった。
2、3匹はいて外がギャアギャアうるさいなと覗いてみると、
カラスがエサの取り合いでケンカしていた。
その間猫は知らんぷりをしている。
多分カラスのほうが強いのだろう。
そういえば岡本太郎がカラスを飼っていたという話をしていたけど、
確かにカラスというのはなんとも言い難い魅力があるように思う。
飼いたいとは思わないけど。

ネットで注文した組み立て式ラックが届いた。
7kgある段ボールを2階にあげ、
封をしてあるガムテープを剥がして、
部品を出して「よし組み立てよう」と思ったら、
穴が本来開いているはずの場所に穴がなくネジを入れることが出来なかった。
つまり不良品だった。
さっそく注文した会社に穏便に電話をしたところ、
速やかに交換してくれることになった。
一度だした部品を再び箱にしまい、封をして、一階におろした。
なんとも言えない徒労感だった。

GINZAでの連載がはじまった「安全ちゃん」をググってみたら、
すげーおもしろかった。
文章がいちいち冴え渡っていて、サブカル界の申し子だと思った。
女の子でこんな風に言葉を操れる人はそうそう居ない。
言葉のボキャブラリーもインテリ層の男性受けもしそうだし、
かつ女性から見ても好感が持てるのがすごい。
20代ということで私と同学年だったら面白いなとおもう。
やっぱり1982年組は変態が多いということで。
あれ、ていうか、もしかして私今年29歳?
うわーすごー。
来年30歳?
うわー。
私たちの感覚でさえ古くさく思えてくる時代がくるんだろうな。
昨日のNHKの「ディープピープル」の篠山紀信さんが、
「時代は新しいものを次々と産む。それを撮っていきたい。」
というようなことを言っていたのだけど、
確かに時代というのはくるくると回っている。
時代に標準に合わせ続けるにはエネルギーが居るし、
なんだか虚しくなるものもあるけれど、
新しい価値観を瞬時にかぎ取り、呼吸していくのは、
飽きることのないことでもある。
安全ちゃんの政治や経済に対する感覚は、
まさしく女性ならではのものがあるし、
ああいう風に石原慎太郎を捉えて、安全ちゃんなりに変換して行く作業が、
今ものすごく必要だったりするんだろうと思う。
じわじわと時代は動めいている。
その空気を感じ取り構築してく人間だけが生き残っていく時代で、
情報による精神的サバイバルゲームはこれからも続いて行くんだろう。

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